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初めての試み=保護者の方との面談!

また一月ぶりの更新となってしまいました。

今日もここへ来てくださりありがとうございます!

今年は実は大きなチャレンジをしており、もしかすると20年ぶりのリサイタルを開くことになるかもしれません。

演奏は、知力・感性・肉体・霊感など、持てる力を総動員して作るので、強い集中力が必要です。

まず朝目が覚めると数分間はボーっと布団の上で座っているのですが、その時に、今取り組んでいる曲が頭の中を駆け巡るのです。

これには自分でも驚いています。

 

さて、タイトルにある「面談」とは、ピアノ教室ソラージュの親御さんとの面談です。

教室運営は独身時代を合わせると10年ほどになりますあが、親御さんと面談を設定したのは今回が初めてです!

一口に「ピアノを習う」と言っても、生徒さんの環境は十人十色ですので、いろいろなニーズがあります。

「だいたいこんな感じだろうな」と予測して個々のニーズに対応してきましたが、今回のように生徒さん無しで、親御さんとだけじっくりお話ししてみたところ、予想外の事情を知ることもあり、ヒントをたくさんいただきました。

面談は少しずつ進めているので、まだしばらく面談週間が続きます。

私も子育て真っ最中の母親なので、子育ての苦労話に花が咲いたりして、母親同士のお茶の時間みたいな楽しさも感じています。

 

ピアノ講師として、どこに軸足を置き、何を伝えるために教室を開いているのか。

そのことは常々考えてきたのですが、親御さんとお話しするためには更に明確な言語化が必要です。

今日のブログの最後は、そのことを書いてみます。

 

どうしてピアノを習いたいの?

〇ピアノを弾けるとカッコいいから弾けるようになりたい。

〇好きな曲をピアノで弾けたら楽しそうだから、習ってみたい。

〇大人になったときの趣味として、ピアノが弾けたら素敵だと思う。

〇ピアノを弾ける自分がいて、自分だけの楽しみを持てたら、自信がつくと思う。

 

こんな気持ちを持っている方が多いです。

確かにそうですね。

サクッとピアノを習って楽しく続けられたら苦労はないのですが、そうもいかない面があります。

ピアノは意外と存在感が大きいのです。

楽器は大きいし、毎日練習しないといけないし、音が出るから家族にもよく聞えます。

生活の一部として固定されてきますし、忙しい時の練習は辛いです。

学校の成績や進路に比べて重要ではないように思えるのに、費用と労力を使います。

 

 

そこで、いろいろ考えてみたのです。

ピアノを習っている生徒さんと親御さんへのメッセージ。

なるべく易しく話し言葉で書いてみましたので、読んでくださるとうれしいです。

 

ピアノを弾いて少しでも楽しいって思えるなら、習ってみたらいいと思うよ。

でもね、ピアノ弾くのは楽じゃないよ。だって指10本に別々の動きをさせるんだもの。

しかもピアノの鍵盤は結構重くて下ろすのに力がいるし、幅が広いから指を広げないと届かないの。

 

でもね、練習すると最初はできなくても、できるようになるんだ。

一つ一つの課題を通して、できなかったことができるようになるのを実感するんだよ。

この積み重ねがあると、自分の能力は自分の知らない地下深くにたくさん埋蔵されていることがわかるんだ。

自分ってなんかイケてる、すごいじゃん!ってことを、理屈ではなく、実体験として感じるようになるよ。

ピアノ以外のことでも、最初はできなくても練習するとできるようになるんだって、勇気が持てるようになるよ。

 

それともう一つ大事なことがあるよ。

ピアノを気持ちよく弾いているときの自分は、すごく良い状態の自分なんだよ。

この世界の真実を垣間見ている自分なんだよ。

この感覚を手がかりにすると、優しくて明るい気持ちをキープしやすくなるんだよ。

 

不思議な話かもしれないけれど、自分の中には、実はいろいろなパターンの自分が住んでいるんだ。

いやなことばかり考えてひがみっぽくなる自分もいるし、なんにもやる気が出てこないときもある。

逆に、やる気が出やすく、気分が明るくて、人に優しい気持ちが湧いてくるパターンもある。

どれも自分なんだ。出ているパターンが違うだけ。

自分の中にある何種類ものパターンから、なるべく良いパターンを使って生きていきたいよね。

たとえ、目に映る現実が暗いニュースにあふれていても、「大丈夫」「何とかなる」「楽しいね」「人生っていいな」って思えることが大切だものね。

 

そのために役に立つことはいくつもあるけれど、ピアノもその一つだと思う。

それが、ピアノを弾くことの一番の目的だと、私は思う。

 

だから、ピアノを上手に弾いて誰かに褒められたり、異性にモテたり、憧れられたり、カッコよかったりすることは単なるオマケなんだ。

ピアノを弾くときは、だれかに褒められたいからとか、認められたいとか、評価を求めるとか、そういう目的は本来のものではないんだよ。

ピアノを弾くのは、まずは第一に自分が心地よくなるためでいいんだ。

まぁ、ぶっちゃけた話、どんなに下手くそに弾いていても、音楽の美しさや楽しさや、音楽にあふれている愛情をかみしめて感動しているなら、それでほぼOKだよ。

音楽がただただ素晴らしいと感じるとき、自分の存在は消えている。

音楽の素晴らしさの中に溶け込んでいるから。

これが一番大事なんだよ。

ピアノが人生に希望を運んできてくれること。これが大事。

 

 

以上・・・

 

これが基本だなぁとつくづく思います。

でも、普段の練習はちょっと苦しいくらいの上り坂です。

必ず良くなるから、練習がんばろうね!

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

立川市ピアノ教室ソラージュ