去る3月12日(日)、麗らかな日曜日の午後、たましんRISURU小ホールにて
当教室2回目の発表会を開催しました。
発表会で演奏する曲を選ぶのは、本番の3ヶ月から6ヶ月前とかなり早い時期です。
だいたいにおいて、本人の力量範囲の最上の線を狙ってチャレンジしていきます。
数ヶ月に及ぶ練習の成果を、たった独りで、光輝くステージの上で表現するのです。
怖いけれど、緊張するけれど、面白いっ!と思わせたいです。
人はそもそも、限界まで追い込まれないと本領を発揮しない生き物なんじゃないかと思うので、
ピアノの発表会は、自分の知らないもっと偉大な自分を知るための大きなチャンスだと思います。
発表会の最初の挨拶で述べたのですが、生徒さんが取り組む課題が大まかに10個あるとしたら、
(例えば正確なリズム、正確な音、響きのある音、安定したテンポ、確実な暗譜、感情表現など・・・)
それぞれ取り組んでいる個数やレベルが違いますので、完成度もまちまちです。
でも一つ共通していることがあり、それは「生き生きと演奏してほしい」ということです。
生き生きと弾くには、自分の状態にOKを出し「これでいいのだ!」とならなければなりません。
ですから仕上げに向けて徐々に「これでいいのだ!」を感じさせられるかということが、指導側の
大きなポイントになっていきます。
聴きに来てくださった私の友人の一人が言ってくださった言葉が嬉しくてなりませんでした。
「みんな、なんか堂々としていて、楽しそうに見えた」と。
ステージのために全力で練習して、本番のステージでは冒険を楽しんでほしい。
そういう私の意向が成功していたのなら本当に嬉しいです。
それからもう一つ、私のプログラムの特徴としか言いようがないものがあります。
年齢順に並べないこと。
学年とか年齢をプログラムに書きません。
これは独身時代からやっていました。
同学年をズラリと並べたら、何となく人と比較しちゃうんじゃないかと思うからです。
音楽においてほとんど年齢は関係ないので、これからもなるべくバラバラでいこうかと思っています。
最後に入れた自分自身の演奏曲目が、実はものすごくヘビーだったので、かなりの労力をそこに持って行かれました。
発表会の最後に先生が弾くのは、もっと軽い曲にしないと駄目だなと学習しました。
それにしても、みなさん素晴らしい演奏でした。
来年3月に3回目の発表会を開きます。
また来年を目標にコツコツ練習しましょう!
立川市ピアノ教室ソラージュ