久々のブログとなりました。
すっかり秋が深まり、生徒さんの帰り道が暗くなってしまいました。
9月に当教室へやってきた新しいピアノ「しげこさん」は、ますます伸びやかな美しい音色を響かせてくれています。
さて、今日はこのブログで初めて、生徒さんの演奏をアップしてみます。
先日ブルグミュラーコンクールに参加した小学校一年生の生徒さんM君。本番での演奏です。
「コンクールやってみるのはどう?」と声をかけたのは、桜の咲く頃でした。
「やる!」と即答でした。面白そうだと感じたようです。
とはいえ、ブルグミュラーに入るには、まだ指が弱いし、経験も足りないかなという状況でした。
しかしスイッチが入ると爆走しそうな予感がして、飛び級でブルグミュラーに入ってみたのでした。
曲は「素直な心」
7月くらいにスタートして、夏休みから秋口まで、根気よく練習してくれました。
結果、間違えないだけでなく、テンポも速くなり、強弱や表情もつきました。
その成長ぶりを嬉しく思っていましたが、更に、一番見事に弾けたのが本番でした。
直前に「緊張している?」と聞いてみると、
「?緊張ってなに?」とM君。
「ドキドキすることだよ」と私。
「ううん、全然」とM君。
小さい頃の無心さは、本当にいいですね。
ブルグミュラー作曲 「素直な心」
終わったあとにも聞いてみました。
「楽しかった?」と私。
「うん!」とM君。
実力不足は否めなくて、賞は取れなかったのですが、無邪気でまっすぐな生き生きとした、この年代ならではのブルグミュラーだったと思います。私のなかでM君は金賞でした。
コンクール後、予想通りの展開となりました。
ブルグミュラーの曲では一番有名で人気の高い「アラベスク」という曲があります。
コンクールでこれを弾く人がいるはずですから、M君は気に入るだろうなと思っていました。
果たして、ビンゴでした。
早速「3月の発表会で弾く!」と言って練習をスタートしています。
とてもよい経験をさせてもらえました。
がんばってくれたM君、ご協力を惜しまないご両親に、感謝です。
立川市ピアノ教室ソラージュ