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ドビュッシー「アラベスク第1番」

こんにちは。暑くてたまりませんね!

私にとって「初心に帰る」とは、「明るい気分にもっていく」

ことを意味しまして、最近もう一度初心に帰ろうをやっています。

 情報量の海に溺れ、考えることが多すぎて判断が難しくなり、不安になる・・・

これが私によくあるパターンです。

情報が多いのは誰でも同じことですよね。

みなさんはどうしていらっしゃるのでしょうね。

 

先月と今月は、ピアニストの松本和将さんの「新・ペダルテクニック講座」を受講して参りました。

松本さんの演奏はとても好きです。

余計な派手さがなく、まっすぐ誠実なアプローチ、やわらかく深い音。とても美しいと思います。

もしかしたら無骨で地味なのかもしれませんが、心にしっくりと届きます。

演奏の好みというのは面白いですね。

松本さんがおっしゃるには、彼はホロヴィッツ(古いロシアの伝説的なピアニスト)からインスピレーションを

受けているというお話しでしたが、ホロヴィッツと松本和将さん、、大分印象が違うように思えて、驚きました。

 

ピアノを弾いたり、聴いたりするのが特別に楽しいときは、どんな風になっているかな。

上手になるためにがんばっているうちに近視眼的になりがりなので、時々は、

そもそもなんでピアノを弾くんだっけ。と問いかけてみるとよいです。

そうすると、追いかけているものは、そもそも初めから自分の内側にあるものだなとわかるから。

 

ピアノが上手に弾けて楽しいときに起こっていることを書いてみました。

見えない世界を観ている気がする。

聞こえない音を聴いている気がする。

所有できないはずの「愛」を近くに感じていられる。

重力がなくなって自由に飛び回っている気がする。

明日とか昨日とか、そういう時間の束縛がなくなっている。

 

あくまでも個人的な感じ方かもしれませんね。

そうそうって思ってくれる人がいたら嬉しいです。

ピアノはいわゆる「勉強」とか「評価」の延長ではないなといつも思います。

ピアノはいわゆる「遊び」のカテゴリーに入っていてもらいたいのです。

ところが、努力が必要で、それを生徒さんに伝えなくてはならないのです。

ここは悩ましいところですが、これからもがんばります。

 

今日も演奏を載せます。

ドビュッシー「アラベスク第1番」です。

実は教室のピアノ。買い換えることになりました。

これまで私と苦楽をともに何十年も歩んだYAMAHA G3と、あと一月ほどでお別れです。

新しくは、SHIGERU KAWAI SK2 がやってきます。

YAMAHA G3で演奏するのもあとわずかです。名残惜しく、感謝の気持ちでいっぱいになります。

ドビュッシーでは柔らかい幻想的な世界を表現したかったので、敢えて蓋を閉めました。

聴いてくださるとうれしいです。

しばらく、演奏をアップするのは休憩にします。

8月は教材作りと教材研究をがんばる予定です。

 

またこのブログへ遊びにきてくださいね。

立川市ピアノ教室ソラージュ