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楽譜を読む!-その2

こんにちは。このブログを読んでくださってありがとうございます。

前回の続きで、譜読みトレーニングに熱心に取り組んでいるお話です。

 

初歩のかわいい生徒さんたち、ドレミあたりはすぐに覚えてくれます。

「うーーーんと、これは、ミ!」「これは、レ!」

ここまでは順調です。よーし、いいぞ。

さて、この先を狙うため、じゃんじゃん、音符を読ませます。

もっともっと速く読めるようにしよう!と。

 

つまり、頭で少し考えるとわかるという段階を超えて、音符を見た瞬間に、

考えないでも音が頭の中で鳴ってくる状態を目指します。

初歩の頃の楽譜は音の数が少ないですから、見た瞬間にわかるという状態に持って行くためには、

音符を経験する(見る、接する)数が圧倒的に足りないと、私は考えています。

なので、ソラージュでは、音符を見る、読む、書くなどの経験を、ピアノを弾くという運動とは別個に、

じゃんじゃん進めていきます。

指を動かすのは体育。

音符は算数(?)

のように、別の課題として考えるのです。

 

そこで登場するのが、手作り教材の数々です。

私の手作り教材はみんな手書きなので、今時っぽくない!と夫にバカにされていますが、

私は手書きが大好きなのです。

こんな感じです。

さらに、書く宿題。

ト音記号の音符とヘ音記号の音符。

弾いてくる課題だけだと少ない音符の数を、あの手この手で増やします。

リズムの理解も進めます。

レッスンではリズムカードを見ながら、リズムのわかりやすい音楽に合わせて、タンバリンを打ちます。

これはとても楽しいので、こどもたちはワクワクしながら学べます。

リズム感を育てることになりますし、名曲に触れるチャンスでもあります。

曲は、たとえばラデッキー行進曲とか、カルメン前奏曲とか、

英語の歌「CLAP YOUE HANDS, SEVEN STEPS等わかりやすい曲です!」とか、

又は電子キーボードに入っているリズムビートに合わせるのも楽しいです。

リズムカード↓

さらに、リズムの宿題プリント!これを家でリズム打ちをしてくる!

これらに加えて、前回のブログでご紹介した音符ビッツが加わるのですから、

すごいスパルタでしょう!!!(笑)

でも、実際には、ただただ楽しいだけです。

子どもたちには意欲があるので、わかりやすければどんどん食いついてきます。

まず何より、わかりやすいこと。

そして、明るいレッスンであること。

情熱的であることをモットーとしています。

 

私には自閉症の子どもがいるので、ピアノを中断していた数年間は、

自閉症の我が子に勉強や作業や概念を教える努力をしてきました。

 

自閉症の子どもを教えるコツは、情報がシンプルであることです。

余計な情報を排除して、課題が何であるのかをわかりやすくしなければならないのです。

 

この考え方は、ピアノを教える時にも同じだと思います。

そんなわけで、どうやったら分かりやすいか考えているうちに、これでもかというほどの教材ができてしまい、

こんな楽しいスパルタ式が出来上がってしまいました。

 

ちなみに、自閉症の我が娘には小学3年生くらいからピアノを少しずつ教えてきました。

あまり根詰めると嫌いになってしまうし、他にも教えることが山ほどあるので少しずつしか出来ませんでした。

娘は現在小6で、ト音記号の音符を7つ、スラスラ読みます。音符大好きという感じです。

鍵盤では、右手は丸い手で上手にドレミファソファミレドを「上手!」と言いながら弾いて、

彼女はそれで満足しているようです。

音楽が大好きなので、趣味として何か育ててあげたいと思う今日この頃です。

 

譜読みトレーニングの話はもうごちそうさまという感じになってきました。

次回は別の話題を書きたいと思います。

 

ぜひまた、読みに来てくださいね!

 

立川市 ピアノ教室ソラージュ