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指を動かす、一本ずつ!-その1

 

こんにちは。

 

ブログを読みに来てくださって本当にありがとうございます。

 

人生というものは、辛いこと、悲しいことが次々と起こってくるのを止められない。

 

常に世界中に暗雲が立ち籠めていて、心配事が絶えないのです。

 

「今はこんなだけど、きっと明日は、きっと来年はもっとよくなる」

 

と思ってがんばって生きています。

 

でも、明日とか未来とかではなく、今日のこの日を楽しくすることは、実は一番大切なことのように思います。

 

今この瞬間に、心を上昇させて雲を突き抜けて、澄み渡る青空で自由に遊ぶのです。

 

青空を浮遊する明るい心が、明るい未来を連れてくると信じています。

 

そのために、音楽はとても役に立ちます!

 

 

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、

 

ピアノ教室ソラージュのレッスンの特徴を、詳しくブログに紹介してゆきたいと考えています。

 

 

 

ピアノを気持ちよく弾くために、私にはどうしても外せないことがあります。

 

それは「体育的な」「運動的」なことです。

 

単純すぎるくらい単純なことで、脳からの命令を直接指の一本一本に届けることです。

 

一本ずつ指を下ろす。一本だけ。

 

これは実は難しいことなのです。

特に、薬指なんてどうでしょう。難しそうでしょう?

 

小指は何とか動くけれど、鍵盤を押し沈めるほどの力はありません。

 

親指は横には動くけれど、縦には下りません。(縦とか横とか、わかりにくいですね)

 

 

 

「この音を弾きたい」と思って、脳が指を動かすシグナルを送ります。

 

すると、指がシュッと鍵盤を下ろそうとする。

 

目的としている音が鳴ってくれれば、目標達成となるのです。

 

 

 

ところがこれだけだと問題があるのです。

 

「目的の音が鳴ってくれたこと」

 

イコール

 

「指が下りて、鍵盤を押し下げた」

 

ことではないのです。

 

確かに、「指」を動かさなくても、手首全体や、腕全体を下げれば、鍵盤を押せる。

 

そして音は出るのです。

 

美しい音が鳴れば、音楽としてはオーケーです。

 

曲が簡単で、音の少ない曲を弾いている間は、全ての指が動かなくても何とかなってしまいます。

 

でも、上級にさしかかると、歯が立たなくなってくる。

 

例えば薬指が動きにくいまま弾いていれば、薬指を避けて弾こうとして、4本指で勝負です。

 

親指の動きが開発されていなければ、親指の出番が来る度に、手首全体を下げてしまいます。

 

このあたりの弾きにくさの説明を書こうと思えば、枚挙にいとまがないくらいです。

 

私がかつてこうだったから、わかるのです。

 

弾きにくくてたまらないというストレスを感じていたけれど、美しくて、かっこ良くて魅力的な曲が目の前にあって、

それをどうしても弾きたくて、やみくもに練習していました。

 

あるとき突然気づいたのです。

 

「なんだ、私の薬指、一本だけでは動かないじゃん」と。

 

薬指だけを動かそうとしても、小指も一緒にくっついて動いてくるし、人差し指がピョンと上に跳び上がるのです。

あれを見たときには驚きました。「これじゃ、弾きにくいわけだよね」と。

 

そして、地道に素振り練習から始めて、指を改良しました。

 

素晴らしい効果が出ましたよ!

 

色々な難曲が弾けるようになりました。

 

全ての指に信号が届いていれば、弾けば弾くほど練習の効果が出るのが分かります。

 

それまでは、何十回も弾いていても、弾きやすくなっていくのを感じにくかったのです。

 

 

 

そんな経験があるので、私はできれば、最初の最初、初歩のときから、一本ずつを動かす、

脳と筋肉を結ぶ神経回路を作ることをやりたいと思っています。

 

 

 

現代の子供たちは忙しいですよね。

 

一日にピアノにどれくらいの練習時間を取れるのでしょう。

 

だからこそ、短い時間で効果を上げる方法を編み出さないと!と思うのです。

 

 

 

まず、脳から指への神経回路の新規開発。

 

これを第一優先します。

 

音楽の楽しさ、美しさ、深さについて、導入期には深入りしません。

 

でも、大丈夫、これはもう少し後からでもできます。

 

初めの頃は、楽譜を混乱なく読めて、指がするすると動いてきて、楽譜に合わせた音が鳴るだけでも、

子供たちは嬉しいと思います。

 

 

果てしなく長くなってしまいそうなので、

 

今日はここまでにしておきます!

 


次回は、具体的にどんなふうに運動的なトレーニングをするのかをご紹介します。


本当は動画で紹介するとわかりやすいのですが、まだそのスキルが私にはないのです。


少しずつ勉強して、ブログに写真や動画を入れられるようにがんばります。

 


ぜひ、また読みにいらしてくださいね。

 

立川市 ピアノ教室ソラージュ